12.サヨナラ、君のロンリネス

1986年10月25日リリース。

なぜ「サヨナラ」がカタカナで、「、」が入るのかと言えば、「さよならくんのロンリネス」と読まれてしまう可能性があるから、と…。
なんとも情けない理由です。
しかもこの前の年、安全地帯の「悲しみにさよなら」という大ヒット曲がありました。

まんま同じジャン…と思いました(笑)。
ハッキリ言って恥ずかしかったですね、このタイトルを口にするのが。

「んじゃ、いっその事、安全地帯の詞を書いている松井五郎さんに頼めば良いジャン!」って流れで、カップリング(当時はB面といいました)は松井五郎さん作詞です。
なんで~、逆じゃないの~?と思っても言えませんでした。

そんな2ndシングル、大空振りで全く売れませんでした(笑)。
変な話、自分でも「そりゃ売れないだろう」と納得もしていました。そして…。

あれだけ警戒していたのに「さよならくんのロンリネス」とラジオで紹介される事も何度かありました(笑)。

この2ndシングルですが、アルバムに収録されなかった事から(当然シングルCDなど無い時代です)アナログシングルレコードしか存在せず、しかも売れなかった事も相まって(笑)我がWINDYの中でも最もレアな音源となっています。
今回めでたく初CD化となりました。
そして後ほど触れますが、今回のリマスター盤の中で唯一、アナログマスターテープからのリマスターです。


2ndシングルの制作過程と結果を受けて、「同じ失敗を繰り返してはいけない…、やっぱり本当の、プロの、プロ中のプロの制作法を見てみたい」と強く思いました。
それがサウンドプロデューサー、井上鑑氏の登場へ繋がって行くのです。