07.風のStation

1st Album「HEART WASH」の中で最後に書いた曲です。

当時Kitty Recordでは「安全地帯」が人気絶頂でした。
シングルを出せば必ずオリコン1位で、それはそれは大変な人気でした。

「安全地帯」と言えば、あまり洋楽的ではなく、むしろ日本的な音数の少ないメロディーが特徴で「ネオジャポネスク」的な歌が多く、社内的にもそういう歌がブームになっている感もありました。

まぁそこで「そういう曲を書け」となる訳です(笑)。
ハッキリ言って短絡的ですが、デビューを控えた新人バンドは、ある種「言われるがまま」でなければならなかったんですね。

自分なりに考えて作ってみた所、結構評判も良く(社内的には)、歌詞も来生えつこさんにお願いできることとなりまして、僕は来生たかおさんのファンでもあったので「おぉ」と…(笑)。

でも試曲とも、あまりにも古臭い感じの世界観だったので、イントロやブリッジに当時の僕等としては珍しく「ダダダダダッ」というシーケンスサウンドを入れました。

山形でTV番組のコーナーテーマソングとして使って頂いたようで、今更ですが御礼申し上げます(笑)。